合気道上達への道【稽古方法編】

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合気道有段者のわーです。

合気道を日々稽古されている方、始めたばかりの方、早く上達したいですよね。

自分もそうです。気づいたら上達していることもあればできなくてもどかしいことも多々あります。

まだまだ道半ばの未熟者ですが自分の意識してることや大事だと思うこと稽古方を書き出していきます。

初心者の方の参考になればいいのはもちろんですが、合気道を長くやってる方にも新しい刺激となったり、共感できるような部分があったら嬉しいです。

今回は稽古の方法ややり方についてまとめてみました。

はじめに

ここで紹介する内容は決して正解というわけではありません。

そもそも稽古の方法の正解を知っている人はいないと思います。どんなに上手な人、師範クラスの人、ましてや道主でさえも日々考えながら稽古をしていると思います。

そのような武道を続けていくにあたって私の考えをお伝えするだけです。

間に受けすぎずに気楽に読んでください。

そして一つ注意点をあげるとしたら、

習っている先生の指導に従ってください。

ここでの内容を意識したり考えていただくのは嬉しいのですが指導を正しく受けることも上達への近道だと思います。

うるさくなってしまいましたが大事なことなのではじめにお伝えします。

稽古方法

道場での稽古をする際、普段と違うやり方で稽古を行うことで「気づき」がたくさん出ると思います。その気づきを見つけてもらうための稽古のやり方を紹介します。

「硬い稽古」と「柔らかい稽古」

基本をしっかり習得する「硬い稽古」と互いの流れるような動きの中で技をかけて受ける「柔らかい稽古」どちらも必要となります。基本的には硬い稽古で型を覚え、無駄な力を抜いていき受け(技をかけられる側)と取り(技をかける側)がそれぞれの力を感じ取りながら動きを身につけます。その先にやわらかい稽古で流れを掴みます。ただ、気づきを見つけるという意味では受けにも協力してもらい、見よう見まねでも流れるような捌きをしてもいいと思います。そうすることで身についていない部分というのは上手にできないものです。そこを硬い稽古で磨いていく。そんな稽古もまた一つだと思います。

テンポ、スピードを変えてみる

上記の硬い稽古と柔らかい稽古と似ていますが、稽古のはやさを変えてみるのも気づきに繋がります。普段の稽古のスピードがあると思います。例えばゆっくりと探りながら稽古をすることもあれば、交代のペースを上げるためにテンポよく技をかけて受けてを繰り返す稽古、時間や道場の空気によって変わると思います。自由稽古やフリーの時間にはいつもと違うテンポやスピードで稽古してみるといいと思います。力の流れを感じながらゆっくり(試しとしてかなりゆっくりやるのも一つ)技をかける、もしくは普段からゆっくりやってる方は早いペースでやってみると思い通りいかない、定着してない動きが見えてくると思います。上級者になるとペースを変えても技を綺麗にかけれるものです。

あえて力を入れてみる

脱力が基本となる合気道ですが、脱力って難しいですよね?力を抜こうとすると抜き過ぎてしまったり重さを乗せることができなかったりすると思います。そんな時は腕の力で捌いてみたり、思いっきり体に力をこめて動かしてみる。こうすることで抜き過ぎてしまっているとこにも力を入れ直したり、全身を使う意識を思い出すことができると思います。

自由技形式で捌いてみる

普段審査の稽古や型の稽古が中心の人、姿勢が前のめりになってしまう人にはおすすめできます。攻撃方法だけ決め、技を自由にかける稽古です(3級ぐらいの審査から内容に入ってきます)。慣れてないと技や捌きが出てこないと思います。また色々な技をやる中で得意不得意も見つけることができます。自由技をやることで相手の全身を視界に入れる稽古となり、足捌きの稽古ともなり自然と姿勢が整ってきます。もちろんある程度の慣れや熟練度はいると思うので始めたばかりの人には難しいと思いますが試してみるのはいいと思います。

余談ですが自分は自由技の際「後ろにも二人ほど敵がいると思ってやるといい」と過去に指導いただき、普段の稽古でも意識してます。姿勢が整い居着きが改善されました。

武器を振ってみる

これは道場によってはやらないところが多いと思いますが、自分は武器の稽古もしている道場所属のため紹介します。合気道には剣(けん)と杖(じょう)があります(短刀取りは除く)合気道はもともと剣の動きから来ている捌きも多いので剣を振ってみたり杖を使った捌きをしてみるのもいいと思います。

舟漕ぎ運動(天の鳥船の行)

合気道の基礎的な稽古の一つです。準備運動の後にやる道場も多いと思います。一人稽古としてもできるので、色々と試しながらやることができます。体術の捌きと舟漕ぎ運動の動きが繋がってきていることがわかってくると質も上がります。体術の捌きの基本が舟漕ぎ運動なので普段稽古でやらない方や、準備運動ぐらいでしかやっていない方は意識を変えてやってみてください。

動画を撮ってみる

姿勢や足捌きなど指導をもらうことは多いと思います。ただなかなか自分ではわかりません。そんな時はスマホ等で動画をとってみてください。自分の姿勢や捌きがイメージと違うことに驚くと思います。例えば、背筋を伸ばしていたつもりでも曲がっていたり、ゆっくり捌いていたつもりでも早かったりすると思います。客観的な目線で自分をみるだけで課題が生まれると思うのでぜひやってみてください。

その他

通っている道場での稽古以外でできることをお伝えします。

YouTube等で参考になる動画をみる

最近は合気道関係でもたくさんの動画が上がっています。また武術のチャンネルも活発になっています。武術の考え方は似ている部分も多いと感じるのでみてみると参考になることがたくさんあります。

講習会に参加する・出稽古に行ってみる

通っている道場以外の指導員の人から学ぶ機会というのは貴重です。講習会などでは主催の道場の先生や本部の先生や道主を呼ぶこともあると思います。また他道場の人と組んで稽古することになるので普段と違う刺激が受けれます。道場によってはビジターとして稽古に参加できるところもあると思うので行ってみるのもいいと思います。

※所属道場によっては講習会への参加や出稽古を禁止しているとこもあります。確認してからいくようにしてください。

日常生活での動きで意識してみる

生活が稽古となります。ドアを開ける時、重いものを持ち上げる時、ぜひ全身を意識してみてください。技に繋がります。また他の趣味やスポーツでも意識することで気づきにつながります。

友達で試してみる

合気道をやっていない人に技をかけるのは難しいですし、するべきではないと思いますが、痛くない動きや身体の使い方を試すのには一つの方法だと思います。もちろん相手の了承を得てからやってくださいね(笑)

まとめ

いかがでしたか?説明が多くなってしまいましたが何かの参考になれば幸いです。

合気道の稽古は指導者のことをよく聞きながらも自分で考えていくことが特に大事だと思っています。そのために気づきが必要でそこを改善していくことが上達への道だと思います。

ただ最終的には楽しくやるのが一番です!!みんなで楽しく稽古しましょう。

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